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趣味の3つの効能 part③ 最終便

趣味の3つの効能 part③ 最終便

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趣味の3つの効能 part③ 最終便

おはようございます。趣味のお話いかがだったでしょうか?

一人の哲学者の考えからの、先生のご意見。

参考に是非してみてください。

趣味は悲しみを癒す

 三つ目の効用は、悲しみを癒すということです。例えば愛していた人が死んでしまったとき、人は悲しみに打ちひしがれます。しかし、ずっと悲しんでいると余計に苦しくなります。そんなとき、何か自分の気持ちを向ける趣味があれば、心のバランスをとることができるでしょう。悲しみ以外のことに気持ちを振り向けることができたら、心は楽になるわけです。そのような趣味があれば、「現在を耐えがたくしているのとは別の連想や感情を思いつかせてくれる静かな場所が、精神のために用意されるだろう」と述べています。

 そしてラッセルは次のようにいいます。

 私たちの愛情は、すべて死の手にゆだねられているのであって、死は、いつなんどき私たちの愛する人を打ち倒すかもしれない。だから、人生の意義と目的をそっくり偶然の手にゆだねるといった、そんな狭い激しさを私たちの人生に与えるべきではない。」

(同前)

 死については多くの哲学者が論じていますが、私は、中でもこのラッセルの言葉が最も説得力があると思っています。いつ訪れるかわからない死という偶然に完敗するのではなく、わずかでも抵抗ができるのであればなぜやらないのだとラッセルはいっている。この姿勢は非常に真摯(しんし)ですし、また実用的でもあると思うからです。結局、悲しみも気持ちの問題なのです。悲しみの総量のうちいくらかを別のところに振り向けることができるのであれば、実際に悲しみは和らぎます。ですから、愛する人が亡くなったときに趣味に気持ちを振り向けることは、不謹慎なことにはならないと思うのです。

 このように、ラッセルは趣味というものを、私たちが考えている以上に有効で、かつ高尚なものとして論じています

 

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